
看護師国家試験は合格基準が設けられています。問題の種類は、必修問題、一般問題、状況設定問題があります。点数の配分は、必修問題と一般問題は各1点、状況設定問題は各2点となっており、ぜんぶで240問出題され、300点満点となっています。
そのうち必修問題は80%以上の正答率が絶対条件になります。一般問題と状況設定問題については、毎年60%~70%の間で推移しています。なお、合格基準はその年ごとに決められるため、毎年変わります。
合格基準を見ると、必修問題が80%以上、一般問題と状況設定問題が60%~70%以上の正答率であることから、かなりの難関と思われます。ナースの仕事は人の生命に関わるものであり、それだけ重要で責務のある仕事であることからも、合格ラインが高いところに設定されてあるのはむしろ当然のことといえます。
しかし、看護師国家試験の合格率は非常に高く、毎年90%前後を維持しています。つまり、ナースを養成する学校で教育を受け、まじめに勉強して卒業すれば、合格する可能性はとても高い試験でもあります。
ちなみに、2009年に行われた第98回看護師国家試験において、試験問題が漏洩する事件がありました。JA広島厚生連尾道看護専門学校で、当日の試験問題と酷似した内容の模擬試験を事前に行っていたというものでした。そのため、同校の卒業者に対し、漏洩対象外の問題の正答率から合格基準が設けられることになりました。結果的に生徒は全員合格となったようです。