
ナースとは看護師のことを指しますが、中には准看護師とよばれるナースもいます。どちらも患者の身のまわりの世話や、医師の指示の元で作業を行うなど、看護の業務を行うため看護師免許が必要です。
しかし、看護師と准看護師は免許の認可先が異なります。看護師は国家資格であり、厚生労働大臣によって認可されています。一方、准看護師は都道府県知事免許であり、知事から認可を受けています。なお、日本で准看護師という制度が設けられている背景には、戦後の看護師不足があるようです。
現在は看護師への高い専門知識や技術が要求されるようになり、准看護師の廃止を望む声も出ています。しかし、看護師が不足している現状もあり、まだ検討段階にあります。
看護師と准看護師は一見同じような仕事内容に見えますが、看護が可能な範囲に関してはっきりとした線引きがされています。看護師は自らが必要と判断した場合には、主体的に看護業務を行うことができます。一方、准看護師は医師や看護師の指示の元で看護業務が行えます。主体的な看護業務を行うことはできません。一般的に准看護師のほうが求人募集は多く、さまざまな場所で働くことができます。しかし、能力が高いぶん看護師のほうが給与は高く、准看護師よりも昇格しやすい傾向があります。
准看護師から看護師になることも可能です。准看護師試験に合格後、2年課程の看護師学校養成所や看護短期大学を経て、国家試験に合格すると看護師の資格が得られます。